2016年12月31日土曜日

気がつけば大晦日。

ごぶさたでございます。

題名どおりです。気がついたら大晦日でございました。
遊んでいたわけじゃないんです。
書いていたんです。それはもう真剣に。

予定では、願望を多分に含んではいるものの当初の予定としては、
次の長編についての具体的な話をこの時点でできていたはずなのです。

しかし書き始めてみると
登場人物は好き勝手なことを喋ったりおこなったりするわ、
情報不足で本編が薄っぺらになるやもという危惧にぶちあたるわ、
危惧は杞憂じゃなく現実で
このままじゃおもしろくなるわけがないという事実にぶつかるわ、
情報が必要だ、本編の肉となる情報がもっとほしいなどと考えたりして
執筆を中断して資料を読みあさるわ、
などとやっていたらもう大晦日というありさまでして。

来年中には新作長編を、
皆様に忘れられないうちに刊行しますゆえ、
その際はよろしくお願いいたします。


ではその他、今年やったことを覚えている範囲で。

映画「ミュータント・ニンジャ・タートルズ」を観た。
とにかく良質のアクション。
CGの出来はいいし、話の筋も面白さをとことん追求しているし、
冒頭からつかみはばっちりやし。
ただ、冷房のせいで途中でお腹が痛くなって離席したのが残念。
映画館で途中退席は人生初。
ちゃんと戻ってきて中盤から最後までは観たけどね。

映画「バイオハザード・ザ・ファイナル」を観た。
いつもどおりのバイオハザード。
アクション多め。というかほぼアクション。
物語もいつもどおりのバイオハザード。
以下、個人的な感想。
クローンまみれ。
ローラ、それだけ?
ウェスカーさん・・・。

自分の小説では絶対に使わない三点リーダーとか使っちゃったぜ。

XBox Oneを買った。
買っちゃった。

サンセット・オーバードライブ、めっちゃおもしろい。

フォルツァモータースポーツ6は敵AIが
世界中のプレイヤーのデータを拾って構築しているらしく
それはもうでたらめにぶつかってくること。
ドライブゲームとしてはすばらしいけど、この一点が失敗。

Oriとくらやみの森、がっつり手応えのある横スクロールアクション。
手応えありすぎ。けっこうなアクション技術を要求される。
難しいけどおもしろかった。

ちなみに本体同梱のHALOマスターチーフコレクションは
まださわっていません。
だって1と3と4はすでにやってるんやもん。

そんな2016年でした。
来年は新作長編にてお会いできればと願いつつ、
私は大晦日とか正月とか関係なく執筆を続けます。

ではでは、良いお年を。

2016年3月5日土曜日

週刊文春取材時の話をちょこっとだけ

今週発売の週間文春にインタビューが掲載されているのは
ツイッターで報告しましたが、そのときの反省などを。

当日は、我ながら呆れるほど質問に対しての回答がとっちらかっていて、
びっくりするほどあっちゃこっちゃ行っていたわけですよ。

事前に、
せっかく週刊文春に載るんやからこういうことは言いたい!などと
余計な準備をしていたせいで、
質問に答えなくちゃという意識と、これ言いたいという衝動と、
あかんどんどん脱線してる!という焦りとで、
それはもうしっちゃかめっちゃかで。

そんな中、小説におけるアクション描写の話で、
ついというか、完全なる本音なのですが
「アクションがごちゃっとしている小説は嫌いだ」と
はっきり言っちゃったわけなのです。

せっかく表で喋る機会なんだからもうちょっと言葉を選べばいいのに、
などと思いながらも口をついて出てしまったんだがらしょうがない。

そうしたら、質問者である週刊文春の編集氏は
間髪を入れずどころか語尾にかぶせて「僕もそうです」と。

なんかね。そんな勢いで同意されると思ってもいなかったから、
ちょっと戸惑ってしまって。

でもね、
あとから考えると、あそこでもっと踏みこんだら盛りあがったのになぁと。

結局、どんなに常識人を気取ってあたりさわりのない言葉を並べたって、
俺の正体はこんなんやねんし、
好きなものは好き、嫌いなものはとことんまで嫌いって言うてしまう性格やし、
ゆえに他者からの評価も好き嫌いがはっきり分かれるし、
そういうのは作品にもにじんでいるわけで。

もっと本音で話してもよかったんやなあと。
必要以上に言葉を選んでも、らしくなかったなあと。

もう少し場慣れしていけば、
言うたらあかんことは避けつつ、
いい具合にもっと好き勝手に喋れるようになるんやろか。
あるいは萎縮する?

いずれにせよ、いい経験をさせていただきました。
関係各位に心より感謝申しあげます。
これは言葉を選んでいるわけではなく心から。
媒体に取りあげてもらわないと知ってすらもらえないんやもん。

めちゃめちゃ苦労して書いたから、
一人でも多くの方に手に取って読んでほしいわけです。
それはもう渇望という域で。

現在最ももりあがっている週刊誌に取りあげてもらったことを機に、
今よりもうちょっと認知されればいいなあという本心を最後に記しつつ
土曜の夜なので日本酒を飲みます。

2016年1月18日月曜日

新作「ブレイン・ドレイン」本日発売

と、タイトルで高らかに発売を叫んでいますが、
1/18現在はまだ都心の一部店舗にのみ入荷している状態だと思います。

全国の書店さんには1/19より順次入荷し、売り場に並べられるはずです。

で、新作についてですが、
小説宝石二月号にてエッセイというか宣伝というか、
まあ宣伝なんですが、
そういうものを書かせていただいたことにより、
当ページで何を書こうかなと考えているうち、
本当にずっと考えこんでしまい、
気がつけば発売日を迎えてしまった、と。
忘れていたわけじゃないですよ。
考えていたんですよ、ええ、もちろん。

しかも小説宝石のエッセイも、
エッセイとか宣伝とか言いながら
さほど内容の説明をしておらず、
さほどどころかほとんどしておらず、
結果として「手に取ってください」という一言に終始してしまうありさまで。

自分の作品について書くのは難しいですね。
言い訳じゃないですよ、ええ。

それはそれとして、
次作までの期間が三年ってのは、
時間かかりすぎやね。
ちょっとあかんね。
もうちょっと早く作品を出せるようにせなね。

ということで、
とっとと次の長編に着手します。しています。

書きたいことはいっぱいあるのに、
情報が収集できなくて時間がかかっているのは相変わらず。

ただ、ここのところ一行ごと、一字一句ごとに
考えすぎている傾向があるので、
もうちょっと勢いだけで書き殴っていこうかと、
意識するほど考えこんでしまうという悪循環にはまったりしつつ、
やっぱり書きたくてうずうずしているので
衝動に身を任せて書いています。

具体的なスケジュールはおろか版元も決まっていないし、
まだどこにも企画を持ちこんでいないのですが、
作品の雰囲気が伝えられるところまで書いた時点で
いくつか打診してみようかと。

当ページをご覧いただいている文芸編集者のみなさまにおかれましては、
「面倒なやつが来やがったぞ」という本音は胸に秘めつつ、
生暖かく迎えてください。

ともあれ、
まずは新作「ブレイン・ドレイン」

無事発売となりました。

前作と同じぐらいか、
あるいは前作以上にえぐみが強く、
活字の粘度を高め、ねっとり塗りたくったような作品となりました。

現実を忘れてお楽しみいただければ、
こちらとしても嬉しいです。
ぜひ。

2015年12月17日木曜日

追記、ファンレター。

去年の秋頃のことです。

その年の初夏に書きあげた長編が、もうひたすらぼろっかすで、
編集サイドからは批判否定の雨あられ。
挙げ句の果てに担当編集者からは

どうしたらいいんでしょうかね。ちょっと途方に暮れています。(原文ママ)

と書かれたメールが来る始末。

完全に腐っていました。

その時点で光文社から話はいただいていましたし、
「ブレイン・ドレイン」の企画もプロットをお渡しして
OKをもらっていたのですが、
やる気を出そうとすればするほど気持ちは上向きにならず。

という状況で地べたを舐めていた折り、
新潮社経由で一通のファンレターをいただきました。

そこには俺が19歳あたりに書いた小説を、
当時中学生で読んでいたこととか、
そのときの心境とか、
最近になってたまたま「ワーカー」の出版を知ったことなど、
さまざまな言葉が綴られていました。

このお手紙と、言葉にどれほど救われたか。

おかげで書こうという気持ちが蘇り、
そこから執筆を加速し、
今年の一月には半分ほどの状態を担当編集氏に送って、
担当編集氏と編集長の両方から好感触を得て、
六月に第一稿を仕上げ、
いくつかの調整を経て今回の出版に至りました。

本当に本当にありがとうございました。

感謝の気持ちを言葉にして伝えたいと思っていたんですが、
物書きとしてはまず作品を出さないと、
それこそが返事やないかとこぶしを握っていたため、
返事を出せないまま一年以上が経過してしまいました。

もしかしたらここを読んでくれるかもしれないという
ずるい期待を抱いてこの文章を書いています。

お手紙を書かれていたとき、
まだ「ワーカー」は途中までだとおっしゃられていました。
その後、楽しんでいただけましたでしょうか。

昔の本に比べると
ちょっとばかし完成度は
あがっていたのではないかと思っています。
もしかしたら悪い意味で洗練されていたかも。

「ワーカー」も粗いとか何とか言われましたが、
あれの比じゃないくらい、ねっとりした文章でしたからね。

次の新作も、
現実を忘れて楽しんでいただくことを目的に
徹底的に磨いてみました。

こちらもお手に取っていただければ幸いです。

くりかえしになりますが、
お手紙をありがとうございました!



それと、
もしかしたらですが、
過剰な自意識かもしれませんが、
私の作品の出版を待ってくれていた方が
現在もいらっしゃるかもしれません。

本当にお待たせしてしまいました。
申し訳ございません。

新しい物語を通じて皆様と出会えたら嬉しいです。

あわよくば
本を手にとっていただいた方が
にやりとしながらページをたぐり、
その指がとまらなくなったりしてくれたらなぁと、
今はただ願ったり祈ったりしています。

2015年12月16日水曜日

改めまして、再起動。

一応、SNSとの連動は大丈夫みたいなので、
ひとまずこれにて再起動を(主に自らに)宣言します。

いちばん最初に言及せなあかんのは
もちろん新作長編について。

タイトルは「ブレイン・ドレイン」

2016年1月発売です。
おそらく19日とか20日には書店さんに並んでいるはずです。
みなさま、心の底からよろしくお願いします。

発売までに新作についての話もいくつか
ここでしていこうかなと思っていますので
こちらもぜひぜひよろしくお願いします。


次は当ウェブサイトについて。

はい、改造しました。

仕切り直しの意味もあり、
すべてを作り直そうと安直に企み、
どうせなら新作とつながるデザインにできないものかと
自らの技能(主に絵心)のなさを棚にあげて熟考を、
重ねたり重ねなかったり思いつきを待ってみたりして。

唐突に、ロールシャッハテストや、とひらめいてしまいまして。

正確に言うと自分ができるのはそのくらいしかないという
現実との兼ね合いによる結論を得まして。

百円均一ショップにて墨汁と半紙と筆とスポイトを買い、
風呂場で墨をまき散らしたり、
筆とか指で半紙に墨汁を塗りつぶしたり、
スポイトででたらめに垂らしたり、
半紙を折ったりしたらどんどん楽しくなっていきまして。

できあがったのは、思いがけず気持ちの悪い雰囲気。

この気持ち悪さはいいぞ!
でもこの中から何枚かなんて選べないぞ、
それなら使いたいやつを全部使ってしまえ、と
勢いだけでフォトショップと向き合った結果、
ホームページ上部に現れる気持ち悪い絵として
日の目を見ることになりました。

ちなみに表示はランダムです。

アクセスごとに気持ち悪いやつが規則性なく出てくるという、
誰も得をしない仕組みになっています。

といっても全部で13種類しかないので
F5を連打すればすぐに全部見られたりしますが。

他にも、
PCとタブレット、スマートフォンでそれぞれ表示が最適化されるよう
Bootstrapなるものを導入し、
明らかにCSSの設定とか数値でどうにでもなるはずのところを
力技でごまかしたりしています。

しかも、
当ホームページで閲覧頻度が最も高いこのブログだけは、
GoogleのBloggerというサービスを使っているせいで
Bootstrapには対応しておらず、
あいかわらずスマートフォンでは見づらいというダメっぷり。

とはいえ、それなりに取りつくろいましたのでお試しいただければ。

お使いのタブレットやスマートフォンで体裁くずれや不具合がありましたら、
ご一報いただければ幸いです。

こんなところでしょうか。

ひとまず再起動のご挨拶はこのへんで。

ウェブサイト改造完了

久しぶりなので
SNSとの連携が生きているかも含め
とりあえずテスト。

2014年6月11日水曜日

今週の一枚ARCH ENEMY「WAR ETERNAL」

身も蓋もなく直接的な言ってしまうと、
新加入のアリッサさん、うまい。

普段こういう音楽を聴いていない人にとっては
スクリームやグロウルに聴きやすいも何もないんやけれど、
アンジェラさんの機械的な冷たさと比べると感情的で、
血が通っていて、
叫んでいる中にもさまざまな表現があって、
圧倒的にうまいし聴きやすいというのが第一印象。

表現で際立っているのは#3と#4かな。

#3はソロあけの転調でのスクリームが抜群。
キーに合わせて出す声を変えるのはあたりまえと言えばあたりまえなんやけど、
これをきちんとやっているところがすごい。
聴いていてめちゃめちゃ気持ちいい。

#4はメロディックデス関連の表現としては革新的なんちゃうのと
個人的には思ってます。

だって、サビでスクリームのまま歌っているもの。

似た表現としては
ソイルワークのビョーンやチルドレン・オブ・ボドムのアレキシ、
コリィのような叫びと歌がハイブリッドになっている人が挙げられるけれど、
それらとは明らかに異質で、
激烈に叫んでいるのに歌でフックを演出していて、
しかもこのキーの叫びは女性にしかできなくて、
ずばぬけて格好いい。

アリッサさんの叫び方そのものが
スクリームとグロウルを喉で混ぜているような手法なのもあって、
似た表現は数あれど独自性が出ているのも好印象。
もちろん多重録音の効果もあるんやろうけれど、
それを差し引いてもすばらしい。

楽曲面で惹かれたのは後半、#8以降かな。

誤解を恐れながらもあえて言うならTO/DIE/FORのようだと個人的には感じまして。
ようするに一時期、すさまじい流行になったゴシックロックっぽいなと。
主にサビでの広げ方とかメロディの質などが。

で、これがいいんですよ。

メタルというより普遍的なロックに近く、
もともとゴシックロックが好きなのもあるし、
マイケル・アモットのギターメロディが好きなのも加わり、
そりゃ気に入るわなとなるわけで。

このバンドの色がまるまる消えてしまったわけではもちろんなく、
むしろらしさを残したまま、隠し味程度なのですが、
その隠し味が生きている#8#9#10が
個人的にこのアルバムのハイライトでした。
特に#10はイントロからサビにいたるまで
資料を読んでいても運転していても、
必ず耳にひっかかって意識を持っていかれるんよね。
いい曲だ。

今回のヴォーカル交代は、
結果としてはよかったんちゃうかなとこのアルバムを聴くかぎりでは思います。

ただ、
アリッサさんを加入させたのなら
クリーンヴォイスも使ってはもらえんやろか、と
願わずにはいられなかったりするのもまた本音。

アリッサさんの、
ちょいと可憐な高音域の声が好きなものでして。